国立館山海上技術学校blog

海校の日常をタイムリー(不定期になりますが・・・)に更新して参ります。

2学期始業式

 


 本日から2学期。資格取得のための講習会参加者11名、また怪我のため数日帰校が遅れるという寮生も1名ありましたが、そのほかは全員元気に帰校・登校し、始業式に出席しました。
校長からは、「夏休み中には皆それぞれスキルアップし、有意義に過ごせたと思う。2学期は、4月に各自が決めた目標を達成する学期にしてほしい」と、全生徒を激励しました。
 2時限目からはさっそく1、2年生は座学授業、3年生は海上実習で、モーターボート2艇の下架作業を行い、その後短時間ながら練習船「望洋丸」を出港させました。長い休みによる船底やプロペラ周りの汚損のためか、最初は少々性能低下を感じましたが、生徒達はいつもの作業感を取り戻したことと思います。
(※本日は珍しく、ポンツーン横の自衛隊岸壁に内航タンカーが接岸し、荷役を行っていました。オイルフェンスの展張、危険物積載を示す赤いB旗、また船尾にファイヤーワイヤーが確認できます。)

 また、午後は寮生の“部屋替え”を行いました。船員の生活は常に乗下船を繰り返します。限りあるスペースに、必要な物を厳選してコンパクトに生活することも大切な訓練だと思います。「船員は身軽であるべき」は始業式時の教務課長の弁です。

 ともかく、残暑厳しくも、気分も新たに新学期がスタートしました。

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出港時は操船に神経を使いました